「議員インターンシップ」と聞いて、皆さんはどのような印象を持ちますか?
政治家志望でないから関係ない・・・と思う人もいるかと思いますが、実はそうではないみたいです。
「議員インターンシップ」にも実社会を体験することによって、今後の就職活動や進路決定に参考になる要素がいろいろと含まれているようです。
様々なメディアで紹介され注目を集めている「議員インターンシップ」について、ご紹介をさせて頂きます。 |
1998年、4人の市議会議員と8人の学生によって生まれた議員インターンシップ。
「政治に興味がある」、そう口にする学生が語る「政治」 と「本物の政治」があまりにも乖離している。
そんな問題意識から始まった日本で初めての試みです。
■ 議員インターンシップのホームページ [http://www.dot-jp.or.jp/] |
| ■ドットジェイピーとは |
NPO法人ドットジェイピー http://www.dot-jp.or.jp
本部 東京都港区、理事長 佐藤大吾、1998年設立。
全国8支部と千葉茨城に1つの支部設立準備室を置き、大学生約200人が中心となって「若年投票率の向上」を目的に活動するNPO法人。
学生を対象に議員事務所や官公庁にて、政策立案過程や行政について就業体験を積む「インターンシッププログラム」を提供する。このプログラムは春期(2月〜3月)と夏期(8月〜9月)の年2回開催しており、これまでにのべ2772の議員事務所と6728名の学生が参加。2008年春に行われたプログラムでは278名の議員と712名の大学生が参加した。
また、ヤフー株式会社が運営する「Yahoo!みんなの政治」(http://seiji.yahoo.co.jp/)への議員・議案情報提供や、週刊コミックバンチ(新潮社)誌上での漫画「タネダミキオでございます」連載など、活動は多岐に及ぶ。 |
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| ■議員インターンシップとは |
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若者の投票率低下。政治的無関心。政治離れ。まるであたりまえのように、まるで仕方ないかのように語られています。でも、ほんとうに若者は政治から離れてしまっているのでしょうか。メディアが伝える政治と、本物の政治家が語る政治とのギャップ。もっと若者がリアルな政治を直視する必要があるのではないでしょうか。きっと、まだ政治を諦めていない学生はたくさんいるはずです。きっと、まだ若者を諦めていない政治家はたくさんいるはずです。未来を創るべき若者と、現在を創っている政治家。そのふたりを近づけるものって、何なのでしょうか。その問いに、ドットジェイピーはあるひとつの答えを出しました。それが「議員インターンシップ」なのです。 |
| ドットジェイピーの「議員インターンシップ」は、春期(2〜3月)・夏期(8〜9月)休暇のそれぞれ約2ヶ月の間、議員本人や議員事務所スタッフとともに行動してもらう、というとてもシンプルなものです。活動内容・日数は、受け入れ議員事務所と学生との間で直接決めてもらいます。したがって受け入れ議員事務所によって活動内容は異なり、活動範囲は多種多様にわたります。また、受け入れ議員事務所ごと、インターン生ごとに担当スタッフがおり、様々なサポート活動を行います。ドットジェイピーの担当スタッフはほぼ全員が自らインターンシップ活動を経験していますので、過去の事例などをもとに活動内容に関する様々なご相談に対して、具体的に誠意を持って対応させていただきます。さらに、インターン活動中、もしくは活動終了後にドットジェイピー主催の報告会を執り行います。普段なかなか会うことのないインターン生同士が情報交換などを行う中で、より政治に対して新たな認識を持ち、またお互いを励ましあうことで意識そのものが刺激され、今後の活動の新しい一歩を踏み出すきっかけになります。 |
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| ■プログラム・受入先事例 |
1. 施設訪問
議員と関わりのある、企業や福祉施設などを見学したり、
そこで実際に活動したりすることで普段は見ることのできない
働く大人の姿や社会の姿を見ることができます。
過去には、施設訪問により将来の指針が決まったインターン生や、
それに刺激を受け、よりいっそう勉学に励むインターン生もいました。
2. ポスティング
インターン生が手分けをしてポスターの貼り替えや
新しくポスターを貼って頂けるところを探したり、各家庭に
ポスティングをしたりします。
地域の方と直接話すことで紙上から得る情報とはまた違った
その地域の状況や実情などを直接伺うことができ、とても勉強になります。
また、地域中を歩き回ることで地理に強くなるだけでなく、
その地の雰囲気を肌で感じることができます。どちらの活動も
報道されている政治の華やかな部分とは違う地道な部分を
体感することができる良い機会になります。
3. 接客対応
事務所にお客様がいらっしゃった際の対応をインターン生が行います。
具体的には、挨拶や議員もしくは事務所スタッフへの取次ぎ、お茶だしなどです。
その他にも事務所での留守番や電話番なども接客対応の一つとして挙げられます。
接客対応といっても、それを観察する人間次第で捉え方は多種多様の彩りを
見せてくれます。インターン生にはすべてのことが刺激的で新鮮なことなのです。
4. 支持者訪問
後援会の方を初めとする支持者の方々や、地域の方のお宅や
お勤め先を回って、広報紙などをお渡ししたり、地域の問題などについての
お話を伺ったりします。
また、議会や委員会とはまた違う議員の仕事を見ることができ、
成長や視野の広がりを実感できる良い経験になります。
5. 調査活動
調査活動は、政策立案の大元の材料の1つであり、
この「作成」「配布」「回収」「考察」という一連の過程を体験することは、
議員の地道な活動を知ることができる貴重な経験となります。
過去には、インターン生自身が調査フォーマットを作成し、
県内の市町村の議会事務局へ回答を依頼するという事例がありました。
この時はすべての市町村より回答を得ることができ、
そのデータは後日、議員の活動報告書に記載されることになりました。
6. 議会・委員会傍聴
議員は普段何をしているの、議員の仕事とは何か、
ということを一番はっきりと感じることができると考えています。
また、その時問題になっていることをメディアなどの第三者からでなく、
自分自身で直接聴き、感じることができます。インターン生にとっては
感じることが多く、いろいろなことを考えさせられる機会となります。
7. イベント参加(勉強会)
党や会派が開催する議員向けの様々な勉強会(福祉・行政など)に
インターン生も出席します。議員と同じ内容の勉強会を受けることは
インターン生にとっては難しいことかもしれません。
しかし、それは貴重な経験であり、議員や政治に向き合うきっかけに
なります。また、勉強会を受けることで、それぞれが課題を認識し、
それに関して調べるなど、自主的に行動する人間へと成長する機会でもあります。
8. イベント参加
議員と共に地元に密着した各種イベント等へ運営スタッフとして参加します。
イベントに出席するだけではなく、そのイベントの運営を手伝うことも
インターン生にとっては社会勉強となります。
活動を通して、スタッフの方々や市民の方々とインターン生が
コミュニケーションを取れるだけでなく、イベントの運営方法も学ぶことができる
良い機会だと考えています。
9. 街頭演説
インターン期間の終盤に、つながりのある議員とそれぞれのインターン生同士が、
活動の集大成として都市の中心部で街宣車に乗り、演説をしました。
インターン生たちは緊張しながらも、これまでインターンで得た経験や
知識を基に原稿をつくり、マイクを持って発表します。
10. 事務作業
名刺の整理、郵便物の対応、地図の作成などを行います。
単調な作業ですが、なぜ今この作業が必要なのか、ということや、
作業の目的などを考えながら作業することは、
これから先のインターン生にとって良い経験となります。
また、議員の仕事は華やかなものばかりではなく、
地道な作業があるからこそ成り立っているということを
実感することができます。
11. パソコン作業
パソコンに向かっての入力作業や、チラシやレポートの作成、
インターン生によるブログ開設などを行います。
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立命館大学 文学部 田中 美帆
【インターン受け入れ先】 井戸 まさえ 兵庫県議会議員
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●参加動機
アルバイトの時間を除く大学生活の中で「同年代の人としか話していない」状況に気が付きました。そこから一度抜け出し、たくさんの人とふれあって自分の知らない世界を見てみたい!と思ったのが議員インターンシップに参加しようと思ったきっかけです。
また、街中やアルバイト先において「躾以上」に子を叱る親をよく目にします。ニュースなどで取り上げられている「児童虐待」という問題を身近に感じるようになりました。こういった問題に対し、政府はどのような対策をとっているのか自分の目で確かめたいと思い、議員インターンシップに参加することを決意しました。
●一番の思い出
井戸議員は、インターン生の「やってみたいです!」という声を本当に大事にしてくださる方です。そんな井戸議員のもとで、私たちインターン生4人は事務作業、議会傍聴、朝の街頭演説、街宣活動(選挙カーに乗り、市民の方々への県政報告を行いました。)、乳児院などの施設訪問といった内容盛りだくさんの二ヶ月間を過ごしていました。
その中で最も印象に残っているのは「十五夜会」のことです。十五夜会は私たちインターン生が企画し、自らが講師となって市民の方々・医師・議員など、様々な人々の前で行う勉強会です。
話し合いをして「医療」をテーマに設定することが決まったものの、正直「政治なんて全然分からないのに、私たちだけで企画して大丈夫なんだろうか…」と、はじめの内は不安だらけでした。しかし、インターン生が各々勉強してきたことなどを話し合っていく中で、「現代の医療制度」の問題点はもちろん「すべきこと」も見えてきました。
空いた時間などを活用し何度もリハーサルを繰り返し、迎えた本番では4人が「研修医制度・医師不足が招く現状・医療費問題・病院統合」という、それぞれのテーマに沿った講演を行いました。厳しい声も「よかったよ」という声もどちらもいただきましたが、真剣に聞いてくださった方々からの言葉はどれもたいへん有難く感じられました。普段同年代の前でしかプレゼンテーションを行ったことがない私には、たいへん新鮮な経験でした。
●得られたこと
事務作業の中で「電話応対」といったことを繰り返し行いました。はじめは電話が鳴る度に顔が強張って「誰が出るの?」と3回目のコールが鳴り終わるくらいまで様子を伺っていた私たちですが、気付けばワンコール鳴った時点で、誰かがサッと電話に出るようになりました。
また各都道府県の県庁や各省庁などに「調査」としてこちらから電話をかけることも度々ありました。この甲斐あってか「電話応対が得意!」とまではいかないものの、「好き」にはなりました。
●政治に対するイメージに変化はありましたか?
インターンシップに参加する以前は「政治家なんてどうせ皆同じ。ろくに働きもせずにお金をもらっているに違いない。」という考えをもっていました。
しかし、実際議員と接していく中でその考えは間違いだったと気が付いたのです。一日に何件もの会議や委員会を掛け持ちし、休憩時間も常に打ち合わせをしている…。会議などがない日は、施設訪問をしたりする…。そんな毎日を過ごす議員を見ていると「いつ休みがあるの?」と聞きたくなったことが何度もあります。
委員会や会議で取り扱われる内容は、「病院」「学校(教育)」といった、私たちの生活には欠かせない存在についてがほとんどでした。自分の時間を割いてまで問題に取り組む議員の姿を見て「政治家なんて…」と考えるのはやめようと決めました。
同時に「政治なんて自分には関係ない」といった考えもなくなりました。先ほど述べたように「生活と政治は直結しているんだ。」ということに気がついたからです。これは誰もが知っている、当たり前のことかもしれません。
しかし、誰かの言葉からではなく、自分自身の体験をもって「生活と政治は直結している」ことに気が付くことが出来たので、このことに関して私はとても誇らしく思っています。
●インターンシップ参加を迷っている学生へ一言
大学へ入学をしたものの、何をすればいいのか分からなくなってしまった人はたくさんいると思います。私自身がそうでした。
迷えば迷うほど、慎重になって臆病になって身動きが取れなくなっていました。そんな私が議員インターンを始めて感じたのは「一歩を踏み出さずして、目標は見つからない」ということです。この議員インターンシップが気になったのなら、まずはそこから始めてみるべきだと思います。
やる前から「きっと私には向いてない」なんて考えるのは凄く勿体ないです。「政治には全然関係ない学部に所属しているし…知識がなくて迷惑をかけるかも…」と迷っていた私に友人がくれた言葉が「そんな理由で始めないなんて勿体ない。」という言葉でした。彼女に励まされ「恐る恐る」始めてみたインターンシップで、私はたくさんの人に出会い「ある目標」を見つけました。私はインターンを終え、今その夢に向かって走り出したところです。
インターンに参加することを決意した当初は、まさか「目標」が見つかるなんて思ってもいませんでした。一歩踏み出せば、次の一歩を踏み出せます。何か目標が見つかるかもしれません。「議員インターンシップ」が気になっている方、「とりあえず…」でもいいので「説明会」に参加してみてください。「とりあえず」から、何かが始まるかもしれません。
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